「透析」と聞いてどんなイメージ?
透析という言葉、聞いた事はあっても「よくわからない」という方は多いんじゃないかと思います。私も透析を始める前は正直よくわかっていませんでした。「なんか血液を綺麗にする機械に繋がれている感じ」くらいのイメージでした。実際に初めてわかったことがたくさんありましたので、出来るだけ率直な言葉でお伝えします。
腎臓が弱るとどうなる?
透析の話をする前に腎臓の話を少しだけします。腎臓は他の臓器よりよく知られていませんが、すごく大事な臓器です。血液の中のいらないもの(使われなかったタンパク質やカリウム、リン、水分など)をこして、おしっことして外に出してくれます。体の中の「浄水場」みたいなイメージです。これが弱ってくると、いらないものが血液の中にどんどん溜まってしまいます。水分も排出出来なくなって、体が浮腫んだり、息苦しくなったりし、最終的には命に関わってきます(尿毒症)。私は糖尿病から腎臓を悪くし気付いたときには透析しかありませんでした。糖尿病の方は十分に注意して下さい。
透析って要するに何をしているのか!
ざっくりと言うと、腎臓の代わりに機械が血液をきれいにしてくれる治療です。私がやっているのは「血液透析」というもので、体の外に血液を出し、機械でろ過してまた体に戻すというのを繰り返します。週3回で1回4時間ほど病院で治療を受けます。針を2本刺し血液を体と機械とでぐるぐる回すイメージだとわかりやすいと思います。
シャントってなに?
シャントとは手首付近から動脈と静脈を繋げたものです。手術的には2、3時間で終わり日帰りで出来ます。シャントの役割は血液量です。動脈は血液量も多く流れていますが、静脈はそんなに量は流れていません。そこで動脈と静脈を繋げる事で血液量を増やし透析が出来る様にするのです。
透析生活の正直なところ
透析は週3回、1回4時間。これが一生続きます。そして、毎回太い針を2本刺されます。何気に痛いです。旅行に行くときも透析出来る施設を探して予約が必要です。食事制限もあります。体調によっては治療中、しんどくなる事もあります。「大変じゃないの?」と聞かれますが、正直大変です。でも、透析治療があるから生きていられるし、今日も元気でいられます。機械に繋がれている4時間、最初は苦痛に感じました。でも今は、「体を元気にしてくれる時間」と思える様になりました。考え方一つで気持ちってけっこう変わるものです。